大川小

慰霊碑
 山法師会員視察研修11月3日から11月5日
●東北大震災5年後の復興状況視察・・・主な視察先

 @石巻大川小学校
   北上川ほとりの廃墟となった建物と慰霊碑
 A名取市日和山地区
   海抜6bの日和山と津波当時のままのかまぼこ工場
 B福島県富岡町
   通りを挟み帰還困難区域右側と避難指示解除準備区域(29年3月解除予定)
   最後まで避難を呼び掛け殉職した2名の警官が乗車していたパトカーの残骸

以下参加者の感想文です。

S氏
原子力発電はやめるべきだと強く感じました。
原発事故の結果被災地域においては
今までの生活が一変してしまった。

地域コミュニティの崩壊
家族の苦しみ、
家があるのに帰れない。
田んぼがあるのに稲作ができない。
畑があるのに作物が作れない。
耕地が汚染物質の置き場所になっている。
放射性物質の最終処分場も決まらない。
事故前の生活に戻りたくても戻れない。
現在進行形の悲しい現実がある。 
実際に帰宅困難地域に行き
放射能測定器で木の根元、枝別れしたところ
道路、花壇、側溝等の放射能値を測った。
また、同じ地域内において
道路を境に、帰宅困難地域と立ち入り禁止区域。
立ち入り禁止区域には、バリケードが設置されていた。
帰宅困難地域では、帰宅に向けての除染作業等が進められていた。
原発事故前の生活には戻りたくても戻れない
厳しい現実があった。
強く訴えたい「原子力発電はやめよう」と

M氏
悲劇の地「石巻市立大川小学校」を訪れた。学校は川幅が天竜川の数倍もあろうかと思われる大河「北上川」のほとりにある。校庭はきれいに植林された針葉樹の裏山に隣接している。あの日、河口から数キロも上流のこの場所にも8mを超える大津波が北上川を逆流して襲いかかり、一瞬に学校を濁流が呑みこんだ。児童達は教師の指示に従い、寒さと恐怖感に襲われながらこの校庭で約50分待たされた。教育委員会のマニュアルどおりに生きてきた管理職教師の思考回路は、この天変地異の非情事態に直面して暴走し、正常な判断能力を喪失していたかもしれない。大津波襲来の報が流れる中、児童達は北上川沿いの小高い堤防方面に向かって避難を開始した・・・・。すぐそばに裏山があるにも関わらず・・・。ここでかけがえの無い将来を絶たれた74人の児童達を想起すると、居た堪れない。慰霊碑にひざまづき、合掌、焼香した
 

日和山

かまぼこ工場
 

富岡町内

パトカーの残骸
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