いいだ自然エネルギーネット 山法師
      

設備の使用方法
(カマド、囲炉裏、薪ストーブ、ウッドボイラー)          
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6 カマドの使用方法

 (1)ごはんの炊き方

 
はじめちょろちょろ中ぱっぱ、吹きはじめたら火を引いて、赤子泣くとも蓋(ふた)取るな

とにかく、この格言どおりに炊くことです。

 エコハウスでは、カマドを上手に使用できるかどうかが、楽しめる大きなポイントを
占めています。

 ご飯がうまく炊ければ、塩むすびだけでも十分おいしく満足感が得られます。さらに
海苔をまけば最高です。

(2)手順

 @米を研ぐ(1合でご飯茶碗約2杯半あります。)

A釜(3升及び5升釜が設置)に入れる。

B手のひらを釜の中の研いだ米の上において手首の位置まで水を入れ(2−3人分とか少ない量を炊くときは、これより水は若干少なめがよい)、蓋を閉める。

C焚き口下の灰かき口(空気穴)に灰がたくさんたまっていたらかきだして十能で灰タンクに入れる。

D薪にすぐに火がつかないので、はじめに新聞紙等を筒状に丸めて入れ、その上に小枝(使用済み割り箸もOK)や木片を置き、マッチで紙に火を着ける。木片等に火が回ったら、その上に細めの薪を入れる。薪に火がついたら、太めの薪を重ねて入れる。(2本あればほとんど炊けます。)途中で薪を奥に送り込みます。(先に奥の方が燃えてしまうので)

E着火して20分−25分くらいたつと、竈の蓋の隙間から蒸気が噴きこぼれてきます。これが大切で蒸気の噴きだしとこの噴きこぼれがないとおいしく炊けません)米の良い香りがしてきます。

Fこの後(5分くらいで)火を引きます。(強く燃えている薪は十能で取り出し、吹いて火を消し控え壺にいれ、熾きのみで7−8分ほど蒸らします。)

G蓋を取り、周りをしゃもじですいて様子を見て一口食べてみてください。芯がなく、まわりに少し黄色にお焦げができていれば最高の炊き方です。(火が強すぎれば焦げてしまうし、弱ければお焦げはできません。)

Hしゃもじで掬っておひつ等に移し、少し冷ましてからおにぎりに握ってみてください。ボールに水を入れ手をぬらしてから、塩を手のひらに軽く着けご飯をのせて少しずつ丸めます。そのうえに海苔をまけばさらにおいしく食べられます。

 Iごはんを全て取り出したら、必ず釜に水を入れて釜に付着したご飯がはがれるようにしておいてください。後で、食器を洗うときに釜も洗います。

  きれいになったら、蓋をしてカマドにかけておく。


 

7 囲炉裏の利用方法

  囲炉裏は、基本的に炭火焼き、鍋物、土瓶で湯沸かしのために使用します

         
囲炉裏の炭の入れ方は、
     夏下冬上
(かかとうじょう。)

 
大きな火を焚かないこと。
                                                              

(1)炭火焼きの方法

@まず、おきを熾します。

A灰の上に、紙・小枝・木片の順に重ね、紙に火を着けます。小枝や木片に火がついたら、薪を隙間が出来るように斜めに立てかけて火が回るようにします。薪ストーブの熾きを十能で運び使用すれば早くて楽です。

B     薪が十分燃えおきが出来たら、炭を乗せますが、

このとき、格言通り、夏はおきの上に炭を(炭の下におきを)のせ、冬は逆に炭の上におきをのせて、火が回るようにします。おきの火が弱いようなら、火吹き竹で吹いて熾します。

B     炭に火が回り始めたら、鉄板や網をのせて、炭火焼きを楽しんでください。

C     終了後は、鉄板を取り除いて、残ったおきに周りの灰を十分かぶせて消してください。(水は絶対禁止。灰が飛び散ってやけどや火災のもとです。)

D     鉄板は汚れた滓をこすりとり、油は新聞紙で拭きとってください。少し油が鉄板についていてもかまいません。錆防止となります。もとの位置に保管しておいてください。

 

(2)鍋をかける方法

@薪に火を着ける方法は、上記と同様です。

A鍋を煮るためには、火を少しずつ燃やし続ける必要があります。

B大きな火を焚きすぎると、周りの囲炉裏の木枠がこげて危険ですので、かならず、あまり大きくならないように薪を引いたりして調整しながら焚いてください。鍋のかける高さは、自在鍵で自由に設定できます。

C     設置してある五徳(足が3本ついた鉄の輪)を使用すればさらに容易に火をたけます。

D     使用後は同じく外の流しで洗ってまた、自在鍵にかけておいてください。

 

     竈は薪に良く火が回らない間は煙たいものです。たっているとさらに煙たいです。時間がたてば、燃やし続けても煙たくなりますので、我慢してください。

     火のついた薪やおきを移動させるためには、おきばさみや十能を使用してください。



8薪ストーブの利用方法

薪類(落葉樹)以外は燃やしてはいけません。(ヒノキスギ 等の針葉樹は脂分「タール」が多く、これらを燃やすと煙突にタールが蓄積し、爆発事故を起こすこともあります。仕様書にも禁止の説明があります。)

   
     (ア)  当館に設置してあるストーブは、オーブン付きで下段のオーブンでピザ、パン、餅が焼けます。
    天板には2カ所ヤカンや鍋がかけられます。

 (イ)  灰は、必ず燃焼室の中に一定2-3p程度常に残っている状態で使用してください。

(ウ)  丸めた新聞紙のうえに梅の木等の小枝をのせそのうえに、薪を2本程度重ねます。

(エ)  このとき、向かって右下から左上の同一方向(煙突の吸い込み口の方向)に全ての燃やすものを並べます。 途中で薪を足すときも同様です。

(オ)小枝に火が移ったら、正面のドアを閉めます。ドア正面の丸いノブは、空気取り入れ口で、左に回せば開き、右に回せば閉まります。空気口を1/3くらい開いた状態でドアを閉めます。火の勢いが増して薪に火がつきます。ドアを開いていると火が燃え移りません。上昇気流の流れを早くするためドアを閉めます。

     (カ)薪を足すときは、防炎手袋をしてやけどをしないようにしてください。

★煙突に温度計が設置されています。外側が、F度(華氏)、内側がセルシウスC度(摂氏)の温度です。華氏と摂氏の関係はF=95C+321.9C+32

(キ)針がちょうど中央の上側500Fに来る程度に燃やすと適度です。

(ク)下側でピザ等を焼く場合は、天板左上のバネ上の取っ手を下方におろします。煙が一部下の鉄板側面に回って暖められ、ピザが焼けます。温度計がついているので適温を確認しながら焼いてください。80−100℃になれば、入れてから7−8分程度で焼けます。

(ケ)使用後は、必ず正面の丸いノブを右一杯に回して空気を遮断しておいてください。少しのおきが残っていても問題ありません。

      (コ)冬季に、暖房のために一晩中焚いておくには、寝る前に太めの薪を数本足して、空気孔は右一杯に閉めてお    いてください。ことことと少しずつ燃えていきます。


9.ウッドボイラー

本体外形寸法(mm)

610×高さ1,290×奥行1,160

薪焚き室寸法(mm)

480m×高さ510×奥行790

貯湯槽容量(L)

220

燃焼室容量(L)

200

熱源能力(kcal/h)

30,000〜約44,000

標準装備機器

送風機

3シーズンは、お風呂に入る40分前に一回薪を投入し、ボイラー内の湯の温度が7080になればお風呂もシャワーもふんだんにお湯がでます
 台所・洗面ぐらいでしたら50
もあれば十二分に出湯します。

@燃やせる物

里山から

薪、枝、竹、剪定木
林業から

間伐材、製材くず
建築から
端材、かんなくず、解体材
農業から

稲藁、草、廃ほだ木

     ビニール、プラスチック等を燃やすことは絶対禁止。

A薪の量

風呂の給湯に関して言えば在来の薪焚き風呂の薪の量よりは効率が良いため少なくてすみます。例えば、冬の
場合、湯船
180L+シャワー等170Lで合計350Lの水を使ったとします。
これを沸かすには4寸角(12cm×12cm)の柱材に換算すると長さが83cmほどの薪が必要になります。

計算根拠は↓↓

冬の場合、湯船180L+シャワー等170Lで合計350Lの水を水温10度から43度まで33度上昇させるために必要な熱量を350L×33度=11.550カロリーとします。
ウッドボイラーの熱効率が平均約55%ですから、割り戻すと21,000カロリー分を燃焼させる必要があります。この21,000カロリーを出すためには薪の単位熱量を3,500kcal/kgで除すると、6kgの薪が必要になります。これは4寸角(12cm×12cm)の柱材に換算すると長さが83cm程になります。経験からいっても大きなずれはないと思います。
夏季は極端に薪の量が少なくなります。これは元の水温が15度位あることとウッドボイラー内の貯塔湯が次の日でも40度位保温しており給湯温度も40度位で十分なためでどのくらい少なくて済むかは使ってから、楽しみにしてください。

 



B使用方法

燃えるものを開口部から投入し、火をつけ送風ブロアで燃焼を初期促進します。オキ火がある状態ならブロアを回せば次々と
燃え移ります。
一旦本格的に燃焼が始まればブロアは必要なく、空気調整つきの取っ手で自然流入の空気量に従い適当な燃焼が続きます。
また、貯湯槽の水は直接は使いませんが、蒸発等で失った量はボールタップによって自動的に補給されます。

太陽熱温水器とウッドボイラーからの給湯はレバー操作による切り替えとなっています。ウッドボイラー左上の配管に矢印のついたレバーがあります。取っ手を縦方向にすると、太陽熱温水器から、左横に倒すとウッドボイラーから給湯されます。春から秋にかけての天気の良い火は、太陽熱温水器からの給湯を利用してください。

10.太陽熱温水器からの給湯(凍結期12月〜3月はじめまでは使用できません。凍結防止のため



集熱ポンプの使用電力は、高性能の太陽電池により賄われ、電気代はゼロですみます。水道直結式で給湯圧力が高いので、お湯の勢いが違います。バスルームが2階にあっても入浴はもちろん、シャワーも快適です
 はじめに  
 ここでは、施設の基本事項について説明します。

(1)施設の名称
   化石燃料ゼロハウス「風の学舎」

(2)施設の所在地
   399-2602 長野県飯田市下久堅下虎岩2160-1
   当地一帯の通称「あらし山」

(3)施設の管理者
   特定非営利活動法人 いいだ自然エネルギーネット山法師 
   (山法師「やまぼうし」とは6月頃白い花が咲き紅葉が美しい木の名前)

(4)管理者の事務所(連絡先)
   399-2602長野県飯田市下久堅下虎岩2235
   電話 0265-29-8517 平澤和人宅

(5)施設の目的
  @化石燃料を使用しない暮らしの体験「スローライフ体験館」
     A自然エネルギー利用の普及
  B環境体験学習や環境セミナー等の拠点
   C地域住民の参加による環境活動拠点

(6)施設の建設期間
     平成16年6月から平成20年5月

(7)施設の利用開始
  @オープン・・・平成20年5月
   

2 緊急連絡先

   施設利用で不明な点や不慮の事故等があれば下記まで連絡してください。

 (1) 399-2602飯田市下久堅下虎岩2235
     電話 0265-29-8517 平澤和人宅「事務局」

 (2) 399-2602飯田市下久堅下虎岩3025
                     電話 0265-29-7089 吉澤忠義宅「副理事長」

(3) 399-2565飯田市桐林1347-2
         電話 0265-26-8080 中島武津雄宅「理事長」

 (4) 給排水関係
     飯田市下久堅下虎岩975-1 二吉建設株式会社 吉川智加司「理事」               電話 0265-29-8222

3施設の概要

(1)エネルギー確保
 @電気・・・風力発電(無指向性)1kw、太陽光発電3.3kw
 A暖房・・・薪ストーブ、囲炉裏

B炊事・・・竈、囲炉裏、薪ストーブ
 C給湯・・・ウッドボイラー(
薪使用)、太陽熱温水器(250リットル)
 
(2)水の確保
 @飲用水、炊事、風呂、トイレ手洗い、洗面・・・公共水道
 Aトイレ排水、散水、雑用水・・・雨水利用

(3)廃棄物処理
 @下水・・・合併処理浄化槽(ブロアの電気は風力発電を使用)
 A生ゴミ・・コンポスト堆肥化
 Bその他のゴミ・・指示に従い分別処理(パック製品などゴミとなるものをなるべく持ち込まない。)

5.使用の基本的事項

     エコハウスは、自然素材でできた館です。→火災には特に注意。各施設の使用方法を良く理解して利用してください。

     煮炊き、給湯、暖房は薪(コナラやクヌギ等の落葉樹)を利用します。薪は、その年の秋冬に切り出し割ったものは水分が多くて、良く燃えません。かならず、一昨年以前に切ったものから使用してください。施設北側の薪置き場にあるものを優先使用

     生ゴミ以外のゴミは持ち帰り。生ゴミは、別棟北側のコンポストへ投入してください。

遠方の方で、持ち帰りが困難な方は、飯田市の分別方法に従ってゴミを分別し、それぞれ指定の袋に入れて東側廊下の分別箱に保管しください。

@     容器包装プラスチック・・・汚れを落としてから紫の透明なポリ袋へ

A     空き缶類・・・中身を捨てて緑の透明なポリ袋へ

B     埋め立て・・・容器包装以外のプラスチック、割れ物類は黒のビニール袋へ

C     飲料用のペットボトル・・・専用の箱へ

D     紙(鼻をかんだりして汚れたものは除く)や使用済みの割り箸は、カマドやストーブの焚き着けにしますので、それぞれ両側にある箱に入れておいてください。

E汚れた紙類・・・燃やすゴミ用の紙袋へ

4 施設配置見取り図

太陽熱温水器から給湯

ボイラーから給湯

利用者の皆様へ連絡事項
・・・12月より3月初旬までの冬期間は、雨水利用タンクと太陽熱温水器は凍結防止のため使用を休止します。この間トイレ用の水は公共水道に切り替えてあります。なお、風呂や台所の温水は、ウッドボイラーを焚いて利用してください。