いいだ自然エネルギーネット 山法師
第27期  20010年1〜3月活動記録
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3班の豆腐づくりの様子 2班の豆腐の出来上がり
 
2010.1.24

 今年は、三穂の大豆で豆腐づくりに挑戦しました。3班に別れて行いましたが、市販のニガリの量をどの程度入れたらよいのかなかなか適量が見つからないまま進めました。しかし、3班とも旨く固まらず、柔らかめの豆腐となってしまいました。しかし、味は抜群でした。
参加者で豆腐ハンバーグ、豆腐サラダ、豆腐おやきなどを作り、賑やかに新年会ができました。
 参加者には、豆腐とおからを差し上げました。家でじっくり味わってみてください。
 こつを掴むために、春に再度挑戦したいと思います。

2010.1.27

 風の学舎では二階(宿泊部屋)の暖房のために、1階のストーブの煙突が部屋の東側にに突き抜けています。二重煙突なのでやけどするほど熱くはなりませんが、低温やけどということもありますので、開閉可能な格子の囲いを設置しました。
 また、基礎ができいよいよピザ竈の半円形にレンガを積む段階となり、ベニヤでその木枠を作成しました。まあ、綺麗にできたと思います。
 レンガは、セリレンガという扇形の形状のものを積んで行くと自然に丸くなるわけです。種類もその角度によりY1〜Y3まであり、円の直径によりそれらの組み合わせが決まっています。今回のものは直径60p弱の大きさで、普通のピザが一度に3−4枚焼けます。

 作ってみたい方は参加して経験してみると良いと思います。




2010.2.7


 ピザ竈のいよいよ仕上げ段階となりました。
一般的なピザ竈は、竈内で薪を燃やして内部を適度に温め、灰を掻き出してから、ピザを入れて焼くわけですが、今回の竈は薪の燃焼室(下段)とピザを焼くところ(上段)が異なり二段方式のものです。燃焼室奥の隙間から火が上部調理室の天井に沿ってまわるように(天井が温まらないと旨く焼けません)、ピザ竈の最上部の前寄りに煙突を設置して斜め後方に煙が抜けるように計画しました。
 写真は、いよいよ煙突を設置する段階ですが、ここで耐火レンガを削って煙突を旨く囲むようにしなければなりません。なんとかできましたので、後は背面のレンガ積み耐火モルタルを隙間に流し込んで固めれば出来上がりと云うところです。実際焼いてみてどうなるか、お楽しみ。


2010.2.9


 1月に信毎で報道された当会の記事を見て、小諸市でロハスな地域づくりを目指して活動している「こもろはす会議」のメンバー15名の皆さんが施設と当会の活動について視察に訪れました。もともとメンバーの中核である岡本一道(陶芸家)さんは、環境関係の会議等でご一緒になったのか事務局の平澤を知っているとのことで、新聞を見て最初に電話連絡を頂いた次第です。
 港区が小諸市内に有する土地(2f規模)を有効活用しようと云うことで小諸だけでなく東京のNPO「太陽光発電所ネットワーク」の皆さんも同行されました。
 都市と農村の交流拠点という方向でしょうか。これから計画づくりということの様ですが、当会の活動とも目指すところは同じなので、今後良き連携や情報交換が為されれば良いと感じました。
 皆さん半日にわたる熱心な視察ご苦労様でした。


2010.2.11


 ピザ竈の煙突を設置しました。まあ、素人にしては上出来でしょう。残るは裏面のレンガを積んで完成です。

2010.2.27 詳しくは別ページで「炭焼の科学として」報告

 1年の余をかけて炭焼カマドと炭焼き小屋を建設してきましたが、22年2月27日に初めての炭焼を行いました。
 まず、カマドの中に太いモノは割って90pに切ったクヌギやコナラを縦に隙間無く詰めます。最後まで炭化するように底には耐火レンガを置いてその上に竹を並べて浮かしてあります。詰め終わったら、耐火レンガと赤土で出し入れ口を塞ぎました。さらにその手前に約50センチ厚の赤土を詰め込み密閉しました。
 初釜は、昔から丑年の人が火を着けると、火事にならないとの言い伝えがあることから、中島副理事長に着火してもらいました。
 まもなく、煙突から煙が上がりました。皆拍手・・・。
 着火してから会員が交代で火をたき続けました。焚き口の様子です。初日の夜は、皆で交流会。この夜は6人が当番で風の学舎に宿泊。以後1週間2−3人が交代で昼夜火をたき続けました。昔から焼酎ちびりながら気長に炭を焼いたそうで、我々も夜はやはり一杯。それぞれから差し入れもあり、話も弾みました。
 それでも、3時間おきに起きて温度を計測し薪を継ぎ足す作業は結構たいへんでした。この週は寒波が来て結構冷えましたから。
協力いただいた会員の皆さんご苦労様でした。いろいろと紆余曲折ありましたが何かまとまって皆で一つのことができたという達成感が得られたのではないかと思います。後は、良い炭ができれば万々歳というところです。
   
 火袋での焚き方も不慣れであったことと、煙突が低いこともあって焚き始めから6日が経過しても排煙口の温度が100度超えませんでした、少しずつ完全燃焼させるように焚き方を変え、また、煙突を高くしてからは、一気に温度があがりはじめ、3月7日日曜日の朝には180度となりました。この朝には指導いただいている佐々木先生もかけつけ、煙の状態を見ながらいよいよ精錬を始めることとしました。赤土と耐火レンガで塞いでいた精錬口を開くと、写真の通りカマドの中が真っ赤くなっているのが見えました。
 煙が青から透明になってきたところで、精錬を中止し、焚き口、煙突をアルミホイールと赤土で房ぎました。薪の出し入れ口にも、さらに練った赤土を詰めました。空気を遮断し炭を作ります。
 この後1週間で釜から出せますが、僕等は、2週間後に搬出することとしました。
 カマドの温度が確実に下がっているか確認するために、カマドの頂上に温度計を設置し計測しましたが、当初200度以上あったものが、1週間後には10度くらいになっていました。順調に冷えているようです。







2010.3.15

 薪置き場が完成しました。これまで、割った薪があちこちに置いてあり雑然としていましたが、これですっきり収まります。2年分は保管できる予定です。
 敷地の縁取りに花を植えたりして憩いの空間作りを進めたいと思います。



2010.3.21

 いよいよ炭焼竈から炭を取り出す日が来ました。耐火レンガを取り除くと、ご覧の通り立てかけて入れた原木がそのまま炭となったその様子が現れました。(歓声)
 取り出した炭をおよそ20pに切り段ボールに詰めていきます。形のしっかりした程度の良いものA級と細かくなって消し炭のようなモノB級に分けて保管することとしました。
 重さを計測すると全部で173`でした。原木の重さが約800キロでしたので歩留まりは2割強と云うところでした。
 指導してくれた佐々木先生の評価によると、竈内の温度の変化が大きかったため少し歩留まりが悪かったとのこと。火の炊き方に工夫が要るようです。原木のままの形で炭になったできの良いモノ数本をエコハウスの中に飾っておくこととしました。
 昼には、もちろんできたての炭でバーベキュー。室内がもうもうとなるほど焼きました。炭の持ちも良く、焼き肉も旨かったので皆満足な1日でした。
化石燃料ゼロハウス「風の学舎」を拠点とした環境保全活動や交流事業等の記録を紹介しています。

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