本棟づくり(老荘思想が反映しこのように左右が非対称のものが本来の様式です) |
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南信州の特徴的な住宅様式は、本棟づくりといわれ、1階と2階を緩い勾配の大屋根一枚で覆っています。漆喰の真壁構造が美しく、築100年以上のものが残っています。 |
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梨畑から見た冬の南アルプスです。10月後半には、雪が訪れ、5月まで美しい姿を見せてくれます。毎年、この景色を見ながら、林檎や梨の花摘みが行われます。 |
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かつて、2階は大抵、養蚕ハウスとして利用されていました。正面には庇がせり出し、夏は太陽光を防ぎ冬は室内まで取り込める長さとされています。 |
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秋の稲刈りシーズンの様子です。竜東地区では中央アルプスを背景に、稲ハザが立ち並びます。 |
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室内は、田の字の構造をしており、居間や台所は、囲炉裏を中心に据え、吹き抜け構造の美しい木組みをなしていました。「桃源庵」は今でも、これが見られます。 |
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11月末になると、この地方の名物、干し柿づくりが始まります。天竜川の霧も旨い干し柿づくりには、欠かせません。農家には柿簾が並びます。 |
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この地方の冬は、雪はそれほど多くなく、年に数回程度です。田舎の冬景色はモノトーン、静けさそのものです。 |
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伝統的な民家では、食料、水、エネルギーを自給していました。奥の洞穴は、室といって、湧水が出て、夏は西瓜を冷やすなど今も使用されています。 |
獅子舞 |
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4月になると、飯田下伊那地方を代表する祭りである獅子舞が各神社で、行われます。写真は、下久堅下虎岩中組の獅子舞です。この地方独特の獅子舞として伝承されています。 |
獅子舞(幌付きの屋台獅子は全国にもなく当地方独自のものです。) |
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この地方の獅子舞は、屋台獅子といって、2人で舞う神楽獅子とは大きく異なります。舞手の裏に屋台をつけて、この中で太鼓や笛の演奏が行われ、音楽に合わせて獅子を舞います。 |
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神明社へ奉納するために、神社の坂を登っていきます。奉納する獅子舞は、中組地区の雌獅子と北原地区の雄獅子による舞です。 |
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奉納が終わり、社で氏子総代の皆さんが、餅を投げます。幸運を運ぶという餅を拾うのが参加者の楽しみです。今年は、ミカンも投げられました。 |