風の学舎デッキからの眺望
真価を発揮
石油が高騰し全国で悲鳴が上がったのも束の間、価格が下がればもうそんな事どこ吹く風、加えて高速料金も1000円なんてことになったから、交通量も軒並み増加。
庶民の環境意識なんて所詮金次第・・?。やはり環境に負荷の大きい活動や製品に対してはそれなりの負担が課せられなければ、巷の行動は伴わないことは今回の騒ぎでも明白。政治や行政も地球環境や資源のない日本の将来を考えて、この経済的手法をもっと真剣に進めてほしいものだ。
ところで、化石燃料の価格変動による「風の学舎」への影響は?・・・いまのところ関係なし。・・その使用はゼロだから。
左記のとおり自然エネルギーの利用設備をいろいろと組み合わせたからイニシャルコストは結構要したが、ランニングコストはかなり安い。
電気は太陽光と風力の組み合わせで使用量より発電量が上回っている。
煮炊きや暖房用はほとんど薪のエネルギーに依存しているが、まだ二カ年分のストックがある。
薪の確保が大変じゃないかとの声がある。
一つは、薪をもらえる山持ちを探すこと。
もうひとつは切り出し・運搬と割る作業。
田舎では雑木林は利用する人がいないため山は手つかずで、近所の所有者に話せば、たいてい間伐はOKである。菓子折くらいの手土産は礼儀だが。
切り出しと薪割りについては、1人では危険で大変なのは事実。
そこはNPOの良いところ、大人5−6人が協力すれば2d車一杯くらいの切り出しなら半日。クヌギコナラの10b物なら4-5本も切れば山積みだ。
皆でやれば、何のことない。真剣な顔がいい。汗流す顔がいい。協力し合う顔がいい。後の一杯の顔がいい。
木の匂い、山の匂い、風の匂い、青い空・・・雑木林の中にいると何故か懐かしい。
PCに毎日向かっているだけじゃ、大きな何かが失われていく・・・
家族や友人で協力し合えば、薪を利用する暮らしはそんなに難しいことじゃない。家族の笑顔も取り戻せるし新しい自分を発見できる。奥が深い。
果樹園のある所ならたいてい冬期に剪定するので果樹農家から剪定木ももらえる。
リンゴの木は薪ストーブで燃やすと部屋中いい香りが漂い、癒される。
暖房、冷房、煮炊き・・・暮らしの全てを化石燃料に依存していく・・。生計だけじゃない若い体も心も駄目になっていく。地域も地球も駄目になっていく。
選択するのも自分だし、その結果を被るのも自分だ。因果応報。
エネルギー施設の設計施工のノウハウ伝授します。